Entry: main  << >>
賢治さんと剣舞〜銀河と森とのまつり 3
 剣舞は、岩手県のほぼ全域に分布し、もっとも古い伝承は主に二つあります。
   1.大宝年間(701〜704)修験道の祖・役の行者(役小書)が大峰山で、病気・剣難を除き、
     天下泰平・五穀豊穣・万民繁栄を祈願して苦行し、その満願の夕暮れに踊った念仏踊りに
     始まるとしたもの(*3)
   2.大同三年(809)羽黒山の権大僧都善行院が悪魔退散、衆生済度の念仏踊りとして教えた
     とするもの。(*3)

 しかし、これらは剣舞の祖型となる念仏踊りの始まりについての伝承であり、今の剣舞の形の
 のものはこれから時代を下ることになります。
 そしてその剣舞の始まりについて、一つの説の記述が原体剣舞の伝本に見えます。

  「又或説ノ剣舞トハ磐井郡衣川村高舘城滅却ノ前表ニシテ異形者出現シ高舘物怪ト云フ
   古実有リト雖モ他門ニハ拘ハラザルナリ」

 高館城が落城した(安倍氏滅亡・義経滅亡など諸説あり)前兆として、異形の者(亡霊たち)が出現
 したのでそれを鎮魂するために行われたのが剣舞の始まりで、その踊りを高館物怪という言伝え
 があるが、違う(剣舞の)流れを組むところには関係がないという意味でしょうか。

 吉見正信氏によりますと
  「ほかに伝わる剣舞には、前九年役の安倍氏滅亡の亡霊鎮撫に起源したものもあり、この秘伝
  書は衣川の地に発したものだけに、言伝え(或説)のうちに、「高館滅却」という義経滅亡の史話         
  にかかわる古事がみられるのも当然である。」あり、さらに<高館物怪>を賢治は悪路王と見立
  てたとされております。しかし、伝本は他の人が見ることを禁じられていて賢治はどのような経緯
  でそれを知ったのかと不思議がっておられます。(*4)


  *3 前回ブログを参照してください。
  *4 「原体剣舞」  吉見正信  国文学 解説と鑑賞 
| 風志野はるか | 22:53 | comments(0) | - | pookmark |
Comment








1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>

宮沢賢治手帳topへ

 
 
熊谷えり子講演報告
人と自然がうたう愛のシンフォニー
ースピリチュアルな賢治童話の世界ー

 

**バックナンバー在庫状況**
でくのぼう宮沢賢治の会
会報誌について

現在、2号 8号 9号 10号
11号 12号 13号は在庫あります。
他の号についてはございません。
ご了承をお願いいたします。
 

在庫僅少です
会報誌14号発行
2015年8月15日


 
会報誌13号発行
2012年6月28日


 
会報誌12号発行
2010年9月21日


 
会報誌11号のご案内
 
会報誌10号のご案内
 
会報誌9号のご案内
 
会報誌8号のご案内

会報誌7号のご案内

今月の読書会(〜平成19年9月)
 

Category

Link

Entry



 ◎ブログへのコメントをありがとう
 ございます。
 ◎ブログ内記事と関連のないコメン
 トや宣伝のみ等と思われる場合は公
 開を見合わせていただいておりま
 す。よろしくお願いいたします。


Comment

Profile

Search

Archives

Feed

Others

Mobile

qrcode