自然と共に・・ 『紫紺染について』を読んで。
2017.03.31 Friday | category:宮沢賢治の作品を読んで(童話・他)
「賢治はその辺に生えている草、そして土の性質、傾斜、日照の方向などをよく観察して、キノコの生えるところと、生えないところを、かぎわけるようにして知ってしまう。「大詩人」はキノコとりの名人でもあったのだ。」(『ふれあいの人々 宮沢賢治』森荘已池 著)
と伝えられています。
山で、きのこに出会う機会が少なくなってしまった私ですが、色んな形をしたきのこが大好きです。
賢治さんの作品の中にも色々な種類のきのこたちが登場します。
童話『紫紺染について』にも登場しています。
〈「あなたはふだんどんなものをおあがりになりますか。」
「さやう。栗の実やわらびや野菜です。」
「野菜はあなたがおつくりになるのですか。」
「お日さまがおつくりになるのです。」
「どんなものですか。」
「さやう。みづ、ほうな、しどけ、うど、そのほか、しめじ、きんたけなどです。」〉
と山男が答える場面です。
山男はきのこなどの自然からの恵みのものを食べているのだと思いました。
ずーっと昔から自然と共生してきた山男は自然界からの恵みを頂いている事を常に感じて生きている。その純粋な心が伝わってくる言葉です。
山波言太郎先生は、
自然と共に暮らしなさい
自然を愛しなさい
自然から教えて貰いなさい
とおっしゃっています。
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