Page: 2/2  << 
さるのこしかけ元気です

 以前、採取したさるのこしかけの近くで見つけた兄弟?のさるのこしかけに再会しました。あの後、誰かに採られていないかと内心びくびくしていましたが、以前と同じ姿で元気にクヌギの木に小猿がお座り出来るようにへばりついておりました。
 地上より20〜30センチ位の高さにあるので、楢夫さんよりもっと小さい赤ちゃんレベルの目線と心でないとこの世界を垣間見ることはできそうもありません。さるのこしかけの歌を聴いたりすると本当に何か飛び出してきそうで楽しくなります。
 そして、以前採取したさるのこしかけは、今も謎の黒い粉を吹き出しています。この粉には薬効作用があるのでしょうが、自然音楽を聴いたり、歌ったりしたほうがもっと効果てきめんなのです。今月はさるのこしかけの歌を受講して、さるのこしかけの前で歌ってみたいです。
 さて、何が飛び出すやら…。

さるのこしかけー2
| デメ | 00:51 | comments(0) | - | pookmark |
白い翼
 六月の初旬、近くに住んでいる地元の一人暮らしのおじいさん(家族とは別居)が、わけあって先祖からの家と土地を手放して老人養護施設に入居することになりました。このおじさんは、85歳には見えないくらい元気で小柄な人ですが、今でも庭の片隅の畑で自分の食べる野菜を作っており、よく昔の農家の苦労話を話してくれました。
 施設への入居日が近づいたある日、庭を眺めながら庭木の思い出話になりました。道路際にある「高野槇」には特に思い出があるのでしょう。その木の前で愛おしいそうに枝を触って眺めていたのがとても印象的。以前、おじいさんの敷地内にあった場所には、「しだれ梅」が春になると見事な花を咲かせてくれ、隠れファンがいるほどで、『今でも、「あのしだれ梅は見事だったな〜」と会う人に言われるんだよ‥弱ったよ…』と苦笑いしながら少し涙ぐんだようすで話してくれました。今では、その場所は分譲住宅になっています。
 おじいさんは、畑仕事のまねごとが出来る施設を苦労して見つけ、「引っ越しても土いじりができないとね‥」と過去を脱ぎ捨てるようなりんとした口調で空を見ながら少し笑い、その数日後に施設へ入居しました。
 その土地は不動産の所有地となり、二階建ての家が四棟も建つのこと。主のいない庭は、雑草が伸び放題となり寂しく荒れていますが、おじさんが引っ越して二ヶ月後、家の横に置いてあった手作りの鷺草の鉢を沢山頂いて自宅に持ち帰ったなかから、鷺草が今ようやく咲き(飛び立つ?)始めました。
 
 ほそくほそくのびた首のような茎の先から、白い翼をひろげて空へむかって飛び立とうとしているように見えます。その姿は、まさしく鷺の姿なのですが、なぜか空にむかって飛び立ちついに「よだかの星」となったよだかとダブリます。
 賢治さんは「よだかの星」は今でも燃えつづけてゐるといっています。よだかはは、何処へでも飛んで行ける強い心と翼をもっていたのです。そして、おじいさんも自分もみんなこの白い翼を持っている。あとは羽ばたくだけ…。
 
 鳥は未来へ 〜みんなの白い翼 はばたきはじめよう 静かな羽根の鳥のように 明日へはばたく〜
 まさしくその時が今であるかのように感じます。 
 
| デメ | 00:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
春はかえる
晩秋の小雨時、階段横のドアの前にヒキガエル?が寒さで動けずじっとしており、保護して裏の池の前で解放。
 蛙はゆっくり歩き出して石の上に登り空の方を眺望。その姿は、『蛙のゴム靴』の「〜それで日本人ならば、丁度花見とか月見とかいふ処を、蛙どもは雲見をやります」の情景とダブり思わず笑ってしまった。
その蛙が、この春卵を産んだのです。何処かでパートナーを捜したのでしょうが、これにはビックリ。賢治さんもホウー…?と言っているかも。

ところで、『蛙のゴム靴』の先駆形は【蛙の消滅】という題名で、カン蛙の慢心とブン・ベン蛙たちの嫉妬心のために三匹は杭穴の底に落ちて消滅してしまうのですが、最終稿では消滅ではなく救出により改心するように書き直しています。
 
ここに、すべての生き物の幸いを願う賢治さんの愛の深さと悲願を垣間見るような気がしてなりません。
 
思えば、小田急美術館での等身大の賢治さんの写真からにじみ出てくる想いが最初の出会いであり、でくのぼう生き方の原点であったように思えます。初心を忘れずどんな人にも春がかえることを願って歩いていきたいです。 




 
| デメ | 02:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
再会
???4

十一月二十日、裏山の側溝に堆積した泥の中から出てきた青い沢ガニ?と夏以来の再会。

側溝の近くにある湧き水の池の側を通った時、あの時の沢ガニかどうかわかりませんが、池の中で何か太陽の光で青白く見える沢ガニを偶然発見。

その時の情景は

     『クランボンはわらったよ。』
     『わらった』
      にわかにパッと明るくなり、日光の黄金は夢のように
      水の中に降ってきました。       【やまなしより】 

まさしくこの一場面のような青い幻燈の空間と時間とがそこにあり、太陽のひかりが万物の?いのち?を癒し育んでいるように感じられました。
今年は、賢治童話の登場人物?(さるのこしかけ・沢ガニ)などの不思議な出会いがありました。次はどんな出会いがあるだろうか…とすっかり黄色のマントに衣替えしたイチョウの大木を眺めながら、ひとりニヤニヤしている今日この頃です。

そして、自分はすぐ調子に乗って有頂天になりやすい性格なので、いつも慢心を戒め、稲をとても大切にしていた賢治さんに見習って《実るほど頭をたれる稲穂かな》の心持ちを忘れないように生きたいと思っています。

この世での再会、あの世での再会、そしてあのなつかしい故郷での再会がみんでできますように…。 
| デメ | 00:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
青い幻燈〜青い…カニ?
青い沢がに私は、裏山にある側溝脇の斜面の地層(堆積された時間と白亜紀砂岩の層面?)とそこからにじみ出ている水を眺めるのが好きです。先日、その側溝に堆積している泥土の運搬作業中、泥の中から3匹の沢ガニ?(名称不明)を発見。こんな場所に棲んでいるカニの生命力にビックリ。そして、すぐに賢治童話の「やまなし」に出てくる3匹のカニとダブって見えました。不思議なことに1匹のカニだけ透きとおった白い足を持ち、甲羅が何故か青色。他のカニたちは、茶っぽい普通の色なのにこのカニだけ賢治カラーの青色で、黒い泥の中ではカニの甲羅が青白く宝石のように光って見えとても心象スケッチ風でした。

『こころで読む宮沢賢治』の中で、=不可視を可視とする「青」=
…「青い幻燈」は、そのまま見えないものを見せてくれる仕掛けであり、その青色は自然界の癒しに満たされた世界ー谷川の水の「青」であると共に、見えない癒しの力が、満ちている「青」であると書かれています。
たしかに「やまなし」の中にも、青を表現した言葉が多く出てきます。
青い幻燈〜青じろい水〜青くくらく〜青びかり‥〜青じろい火〜青い焔など青が「やまなし」のシンボルカラーになっているほどです。

賢治さんは自然界の癒しのエネルギーをキャッチして、〈心象スケッチ〉という表現を使って作品に封印しているので、意味がよくわからなくてもせいせいするし、特に賢治カラーの「青」に癒されます。だから、意志・統合・建設を感じる「青」が私は好きです。

そして、先日の青い沢ガニが、『癒された分お返し(でくのぼうを生きる)しなさいよ』とぶつぶつ泡を出しながら語りかけているように見えました。
| デメ | 23:53 | comments(2) | - | pookmark |
コブシを植樹しました。
 記念樹にコブシ(辛夷)の苗木を植樹して一ヶ月近くになりますが、日々陽光を浴びてとても元気です。開花時期は三月中旬頃。春に一斉に白い花が咲き、マグノリアはモクレン科の総称名。

〜「サンタ、マグノリア、枝にいっぱいひかるはなんぞ。」
〜「天に飛び立つ銀の鳩。」                                           (マグノリアの木より)
 寒さで堅く握りしめた拳に息を吹きかけ続けると、コブシの咲く春が来る‥。
 何年後か分かりませんが、「天に飛び立つ サンタ マグノリア」を見るのを楽しみにしています。  
                                   
| デメ | 02:45 | comments(0) | - | pookmark |
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>

宮沢賢治手帳topへ

 
 
熊谷えり子講演報告
人と自然がうたう愛のシンフォニー
ースピリチュアルな賢治童話の世界ー

 

**バックナンバー在庫状況**
でくのぼう宮沢賢治の会
会報誌について

現在、2号 8号 9号 10号
11号 12号 13号は在庫あります。
他の号についてはございません。
ご了承をお願いいたします。
 

在庫僅少です
会報誌14号発行
2015年8月15日


 
会報誌13号発行
2012年6月28日


 
会報誌12号発行
2010年9月21日


 
会報誌11号のご案内
 
会報誌10号のご案内
 
会報誌9号のご案内
 
会報誌8号のご案内

会報誌7号のご案内

今月の読書会(〜平成19年9月)
 

Category

Link

Entry



 ◎ブログへのコメントをありがとう
 ございます。
 ◎ブログ内記事と関連のないコメン
 トや宣伝のみ等と思われる場合は公
 開を見合わせていただいておりま
 す。よろしくお願いいたします。


Comment

Profile

Search

Archives

Feed

Others

Mobile

qrcode